に残るか、俺と来るか」 その問いに桜司郎は軽く驚く。実家には流石に着いて行けないかと思っていた。かと言って、此処に居続けるのも居心地が良くない。何処か宿を取って引き篭ろうと思っていた矢先だった。 「ご、ご実家にお邪魔するなんて迷惑では無いですか」 「いや、別に迷惑じゃねえよ。よく試衛館の連中も来ていたしな。おい、斎藤。お前は実家に帰るか?」 それに斎藤は小さく首を横に振る。彼には誰にも言えぬ実家には戻らない理由があった。それに特段恋しいと思うこともない。それだけの覚悟を持って実家を出たのだ。 「何だよ、それなら皆揃っ...
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